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執筆者の写真MEYASUBOX

15874人を調べて判明した【バカ】の見分け方

更新日:6月9日



高名な大学を卒業し、優れた企業で成功を収めている方であっても、中には認知力が低いと感じる場面があるかもしれません。実際に、認知能力の高い方々が一定数存在する一方で、それは成績の優劣とは直接関係がないこともあります。こうした背景から、外見上は頭が良いように振る舞っていても、内面では実は洞察力に欠けている人々も存在するのです。


一般的に、IQ (知能指数) は伝染する可能性があると言われています。身近な人々のIQが低い場合、自身の知性も影響を受けてしまうことがある一方で、逆に知性の高い人々と長く交流することで、自身のIQが向上することもわかっています。


IQに無関心な立場もあるかもしれませんが、実際にはたった5ポイントでも、人生において大きな違いをもたらすことが分かっています。いわゆる「IQが120を超えると成功者」との言葉もありますように、IQは人生において重要な要素です。


このような背景から、周囲にいる人々のIQを見極めるスキルは、決して無駄にはなりません。知識を深め、洞察力を高めることで、人々との関わりの中でより良い判断ができるようになるでしょう。


こうした人々を見極めるためには、どのような方法が考えられるでしょうか。


イギリス国内での研究によれば、15,874人の被験者を対象に、高いIQを持つ人々の特徴を調査した結果があります。この研究では、子供時代にIQテストを受けた人々を対象に、様々な質問を行い、IQと関連する要素を明らかにしました。


特定の質問に「YES」と答える人々は、高いIQを持つ傾向があることが示されました。例えば、以下のような質問です。


  • 「私は他の人種と働くことは別に気にしません」

  • 「自分のチームには人種だけでなく、バックグラウンドや性別の違う色々な人たちが混ざった方がいい」


こうした質問に「YES」と答える人々の中には、高いIQを持つ人々が多かったという結果が示されました。


この研究チームは、差別や偏見といった問題が、実は知的レベルの低さに由来しているのではないかという仮説に基づいて、この研究を行いました。実際に、差別的な意識は、知性の水準と極めて関連性があることが判明しています。


こうした研究においても、高いIQを持つ人々ほど、偏見を抱かない傾向があることが明らかにされています。


どのような状況でも、断定的な意見を持つ人々が存在します。


「〇〇の人々はみんな××だ」「〇〇をする人々はみんなダメだ」といった形で、多種多様な人間を一括りに判断する人々です。 人々は個々に異なる特性を持ちます。 同じ地域内でも、多様な考え方を持つ人々が存在し、異なる見解を持っていることがあります。ですから、すべてを一括りにすることは、基本的には不可能であり、好ましくありません。


しかし、知的レベルの低い人々は、そのような状況を一括りにしたがる傾向があります。なぜなら、複雑な状況を理解するのが難しいからです。


異なる側面や複雑な背景が存在しているにも関わらず、それを総合的に判断しようとしてしまいます。


認知能力の高い人々ほど、偏見を持ちにくいとされています。対照的に、認知能力の低い人々は、偏見を用いることで認知能力を節約しようとする傾向があります。


抽象的な事柄を理解する能力が優れている知性の高い人々は、偏見や差別的な思考を抱くことが少ない傾向があると言えるでしょう。


自分の周囲に、こうした偏った考え方をする人々がいる場合、その人々は認知能力が低い可能性があるため、どうかご理解いただければ幸いです。温かく見守ることが望ましいかと思います。


※こうした傾向について述べている部分は一般的な話であり、何度も関わる中で、相手の知性について詳しく分かることもあることを忘れないようお願いいたします。



参考文献

Hodson, G., & Busseri, M. A. (2012). Bright Minds and Dark Attitudes: Lower Cognitive Ability Predicts Greater Prejudice Through Right-Wing Ideology and Low Intergroup Contact. Psychological Science, 23(2), 187-195. https://doi.org/10.1177/0956797611421206

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