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  • 執筆者の写真MEYASUBOX

学習意欲を引き出す科学的手法:生徒が積極的に手を挙げるようになる

更新日:2月23日


多くの人々が用いている勉強法の中に、実は非効率なものが存在します。


その中でも特に、 「座ったままの勉強」 が該当します。


学校や勉強場所では、椅子に座って学習するのが一般的であるため、驚かれることかもしれません。


しかし、人間は実は立ち上がっている際や歩いているときに、最も記憶力や集中力が高まるとされています。



具体的には、立ったまま勉強することで子供たちの勉強効率が12%も向上することが明らかになっています。

この知見から、勉強の際にも立つ姿勢を取ることが有益であることが示唆されます。



ぜひこれを参考にしてみてください。



テキサス A&M ヘルスサイエンスセンターの研究によると、7歳から10歳の小学生282人を集め、それぞれの半分ずつを以下の2つのグループに分けました。


  1. 椅子に座って通常通り授業を受けるグループ

  2. スタンディングデスクを使用して授業を受けるグループ

その結果、スタンディングデスクを使用して授業を受けたグループの子供たちは、作業の達成度が12%も向上しました。


さらに、教師の質問に対する手の挙げる回数が増加し、積極的に授業に参加するようになったことが確認されました。


この他にも、グループディスカッションにも積極的に参加する傾向が見られ、無駄話が減少したと報告されています。


この実験結果から、立ったまま授業を受けることが、子供たちの学習効果や積極性にポジティブな影響を及ぼすことが示唆されました。



学習環境の工夫で勉強効率を向上させる方法について考えてみましょう。


学校や仕事の場で立ちながら勉強や作業を行うのは、些細な気恥ずかしさを感じるかもしれません。しかし、自宅での学習時間を利用して試してみることはおすすめです。


「立ちながら勉強できるの?」という疑問が浮かぶかもしれませんが、実際に世の中の多くのオフィスワーカーや学習者がスタンディングデスクを活用しています。


スタンディングデスクは、立ちながら勉強や仕事を行うために設計された机の一種です。Amazonで「スタンディングデスク」と検索すれば、さまざまな選択肢が表示されます。


個人的に私は、Bauhutteの昇降式スタンディングデスク(幅100cm×奥行45cm)を使用しています。このような工夫によって、学習環境の変化が勉強効率向上につながる可能性があるのです。



参考にしてみてください。



参考文献

Gregory Garrett, Mark Benden, Ranjana Mehta, Adam Pickens, S. Camille Peres & Hongwei Zhao (2016) Call Center Productivity Over 6 Months Following a Standing Desk Intervention, IIE Transactions on Occupational Ergonomics and Human Factors, 4:2-3, 188-195, DOI: 10.1080/21577323.2016.1183534

記事: Blog2 Post
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